クセ毛の種類(うねり毛)の原因と対策!!!

今回のブログでは、うねり毛の原因と対策についてお話ししたいと思います。

うねり毛は固定部の形が直毛と同じでまっすぐであるのに(図‐1)のように大気に触れて乾燥すると直毛が曲がってクセになるタイプです。細毛の乾燥毛に多く見られるクセで、ウエットの状態ではクセがのびストレートになりますが、乾くとクセが出るタイプです。

(図‐1)

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うねり毛の原因は(図‐2毛髪断面図)ように髪の内部に硬い芯のようなパラ型(パラコルテックス部分)(薬剤が浸透しづらく硬い構造のタンパク質部)が偏って混在し、この部分の偏りがドライ時に「うねり」として現れるのです。

このような局地的なコルテックス(タンパク質)のムラが生じる原因は毛乳頭における血液量のムラが原因と考えられ、血液が多く供給されたコルテックスはパラコルテックス(硬いタンパク質部)よりに、血液量が不足してできたコルテックスはオルト型(オルトコルテックス)(軟らかいタンパク質部)よりに熟成されるため、例えば子供の頃、直毛であっても、40代で毛乳頭に流れ込む血液の状態が悪化すると頭頂部(ハチの上)にうねりが生じたり、妊娠中など貧血状態が続くとうねり毛になるなど、頭皮の血液の流れが直接クセに影響します。

(図‐2毛髪断面図)

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うねり毛をストレートにするために強いチオグリコール酸等(軟らかいタンパク質部分に作用する、縮毛矯正1剤)で軟化しても、芯の部分の環境にある※シスチン結合が均等に軟化されないために、ダメージでボロボロになりながらもクセは残るという問題が生じます。

うねり毛には芯の部分の※シスチン結合を前処理でアルカリシステアミン(硬いタンパク質部に作用する前処理(ストレート)剤を用いて切断し、次にチオグリコール酸で本軟化する「ダブル軟化法」で施術することによりダメージを最小限に抑えながら、しっかりクセを伸ばすことが出来ます。

※シスチン結合・・・毛髪内部の骨格部分にあたる結合

一般的な縮毛矯正よりも時間はかかりますが仕上がりの質感も断然違いますし、次回提案のパーマやカラーの妨げにもなりませんのでうねり毛の方には、ヘアクリニックサロン ルーネラパンの縮毛矯正を是非ともオススメいたします!!!

次回ブログでは、縮毛の原因と対策についてお話ししたい思います。