毛髪診断士が教える！自宅で効果的にできるカラーの後処理方法！

こんにちは！毛髪診断士の鈴木です。

今回は、自宅で効果的にできる！カラーの後処理方法について、お話ししたいと思います！

●一般的なカラーリング（アルカリ又は弱アルカリカラー剤使用（白髪染めも））の場合

美容室で行うカラーの後処理とは・・・（画像ー1）のように中間処理後→※乳化→シャンプーした後、毛髪内部と頭皮に残留した、過酸化水素とアルカリを除去し、髪のPH(ペーハー）を本来の弱酸性に戻してあげる工程です。

（画像ー1）

中間＆後処理をするのとしないのとでは、同じカラー剤を使用しても、カラー後の髪のコンディションが全く違います。

カラーの後処理がなぜ、必要か？というと、もし中間＆後処理をしなかったら、毛髪と頭皮に過酸化水素やアルカリが残留し続け、髪のPH（ペーハー）はアルカリに傾いたままで、キューティクルが立ち上がった状態なので、毎日シャンプーするたびにタンパク質やＣＭＣが流出し、日に日にダメージ＆退色が進行してしまいます。

そこで、髪と頭皮のアフターダメージをさせないために、後処理が必要になります！

数年前よりは、カラーの後処理をされているサロンさんが増えてきているようですが、実は、まだまだサロンカラーでも、後処理（残留アルカリ、残留過酸化水素除去）をしていないサロンさんが半数以上はあるのではないでしょうか？

なぜ、カラーの後処理をしていないサロンが、こんなにも多いのか？というと、主な要因は２つあります。

１つ目の要因は、カラー剤を製造している多くのメーカーが、後処理をカラーの施術工程に入れていないからです！（かなり少数ですが、後処理工程をいれているメーカーもあります）

つまり、カラー製造メーカーの施術工程通りにカラー施術をすると、髪と頭皮にアルカリと過酸化水素が残留してしまいます。

２つ目の要因は専門学校で薬剤について、大まかな事は習いますが、薬剤の成分やその薬剤の使用方法、髪や頭皮にどのような作用があるか？等、詳しい事を教えてくれない為、薬剤の成分、作用等、深く知らないまま、卒業＆サロンに就職してしまうからです。

自分が通っているサロンはカラー施術時に、後処理（残留アルカリ、残留過酸化水素除去）をしているのだろうか？

と不安な方がいると思いますが、残留成分は目に見えないので、とても厄介ですし、後処理はほとんどの場合、シャンプー台で行われるので、後処理をしているか？していないか？

見極めるのは難しいですが、目安としては、

●カラー施術後に、髪がバサバサになってしまったり、手触りにザラつきが出たり、すぐに色が抜けてしまう（退色が極端に早い）場合

●カラーの後処理時間が早すぎる場合（カラー放置後、中間処理～シャンプー～トリートメント仕上げまでのトータルタイムが20分以下の場合）

●低価格サロン（カラー通常価格が￥4320～￥3780（税込み）以下のサロン【地域格差あり】）

は、後処理（残留アルカリ、残留過酸化水素除去）をしていない可能性が非常に高いサロンだと思われます！

￥８６４０（全頭料金）　￥７０２０（根元染め料金）

では、そのようなコンディションの方（カラーの後処理をしていない可能性が高いサロンに通われている方）が、どうやって残留成分を除去したらよいか？

具体的な処置方法をお伝えします！！！

その方法は、残留アルカリ、残留過酸化水素除去ができる専用のシャンプーで残留成分を除去し、そして、内部成分が流出し、バサバサになってしまったり、手触りにザラつきが出てしまった状態の髪にタンパク質や油分（ＣＭＣ）を補いコンディションを整えるトリートメントをサロンカラー直後（出来ればカラー施術当日）から、ご自宅で特に1週間集中的に使用していただくことが、一番の処置方法です！！

※メイン（主要）の除去効果の他にも※