今回は、硬毛の髪質改善法についてお話します。
硬毛はマクロフィブリル(髪の強さや弾力、柔軟さしなやかさを決定する部分(参考資料2参照))が多くキューティクルの枚数も多く、重なりが厚い髪をいいます。(参考資料3参照)
(参考資料1のメカニズム)初めに、前処理トリートメントで浸透促進剤(主成分の尿素が持つ、水を抱え込む特徴を利用し髪を内側からふっくらさせて、キューティクルに負担なく隙間をつくり薬剤の浸透スピードをアップする処理剤)を使用し、薬剤が毛髪内部に入りやすいように隙間を作ってから(※ベーストリートメント(内部&外部補修&キューティクル補修を行い普通毛(疎水{そすい}毛)に近づけます。硬毛はイメージ的には、髪の表面に10層くらいサランラップを巻いたような状態になるので水分や油分(トリートメント剤など)も内部に浸透しづらいため、前処理トリートメントで、尿素の力を利用し、ラップに隙間をつくり、トリートメント剤等を浸透しやすい状態にしてから、※ベーストリートメントを行います。
(参考資料1)
☆ラップを巻いたような状態と書きましたが、実際のキューティクルは、(参考資料2)のように、そのままラップを巻く感じではなく、屋根瓦や魚のウロコのようにラップを細かくカットして、何層にも貼り合わせているような構造です。
(参考資料2)
☆キューティクルの枚数は(参考資料3)のように軟毛は約3枚、普通毛は約5~6枚、硬毛は約10枚になっており、太さもかなり違います!
(参考資料3)
ダメージ毛の硬毛の場合、保湿成分が少なく、がさついている場合が多いため、硬毛を柔らかく、しなやかな髪質に変えるには、※ベーストリートメントの中間処理で、コラーゲンやアミノ酸、※NMF(天然保湿因子)を導入し髪質改善を行います!
※硬毛の場合、前処理トリートメントを行わないで、ベーストリートメントのみを行うとトリートメント剤の浸透が悪い為に、毛髪内部(深部)まで浸透しないため、前処理トリートメント→※ベーストリートメントを行います。
硬毛の方でサロンでトリートメントしてもすぐに効果が落ちちゃった!(2~3回シャンプーしたらトリートメントする前のコンディションに戻っちゃった)なんて経験ある方いらっしゃいませんか???
上記の理由が原因かもしれ ません。まだまだ、前処理トリートメントをされているサロンさんは少ないと思いますが、ダメージや髪質改善が見られない方は、ヘアクリニックサロン ルーネラパンのトリートメント(髪質改善&ダメージケア)を是非是非、おススメいたします。
※ベーストリートメント・・・・・前記ブログ参照
※NMF(天然保湿因子)・・・前記ブログ参照
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