カラーリング後のホームケアには3つのポイントがあります!!
今回は3つ目のポイントについてお話します。
3つ目は、カラー剤に含まれるアルカリによって、膨潤した(膨らんだ)髪を、元の太さに戻す(健康毛と同じ太さに引き締める)ことです!
カラー剤のアルカリによって、髪は膨潤しすぎて太くなってしまいます。
生まれたての健康毛は、ph4.5~ph5.5の弱酸性ですが、アルカリカラー剤が塗布されることによって、髪はアルカリ性になります!
アルカリ性になると、マイナスの電気が多くなり、マイナス同士が反発して髪が膨潤します。(磁石のマイナス同士を近づけると反発するように)
膨潤した髪をそのままにしておくと、内部物質(本来ある内部成分やトリートメントで補ったタンパク質や脂質(CMC))が、シャンプーをするたびに流出してしまい、バサバサした硬い質感になってしまいます!
ですから、ポリフェノールや酸を使って髪を引き締め太さを元の状態に戻し、pHを等電点(ph4.5~ph5,5)へ戻すことが、とても大切です!
毛髪を等電点 (pH 4.5~5.5)に戻すことにより電荷的にプラスとマイナスが打ち消しあった±0になり、この時毛髪は最も安定し、紫外線等の外部刺激に強い状態になります。
更に、ダメージにより破損してしまったキューティクルを補修するために、疑似キューティクルで髪を保護する必要があります!
毛髪は死んだ細胞の集まりですから、自己治癒力がないため、一度損傷してしまったキューティクルが再生することはありませんから、疑似キューティクルで髪を保護する必要があります。